メガラインロープとワイヤーロープ
2022年03月11日
会社公式ブログですが、あくまで私見です。
公式ブログで私見とは怪しからんと思う方も…、勘弁してください。
さて、ここのところ定置漁場でワイヤーロープに代えてメガラインロープを側張りに採用する漁場が増えています。(少しづつです)
なぜメガラインロープがワイヤーロープ側に対して優位なのか?
ここからの私の私見です。
例えば、24㎜の沈子用高比重ロープと普通のダンラインロープを思い浮かべて下さい。
ある一定の長さの高比重ロープの両端を若い衆が持って水平になるように張り合った場合、その若い衆の腕はプルプル。足腰はガクガク。それでもロープは緩やかに円弧状にぶら下がると思います。
同じような条件でダンラインロープの両端を若い衆が張り合った場合、ワケもなく張れるし楽だと思います。
海上に張ったワイヤーロープとメガラインロープに当てはめて考えてみるとワイヤーロープは沈みます。メガラインロープは浮きます。海上でも上記の状況が当てはまるのではないかと私は思うのです。
どちらのロープがそれを支えている若い衆の腕や足腰が楽でしょうか?
どちらのロープを張ることが若い衆にとって楽で長時間維持できるかは想像に難くないと思います。
側張を海上に張るということに対して、ワイヤーロープに比べてメガラインの方が碇綱(土俵)や側に使用されているロープそのものにも大きな負荷が掛からないのではないでしょうか?
さらに波や潮の力が網・側張にかかった場合、当然側張そのものを展開する力が楽な方が良いに決まっています。
でもワイヤーに浮子がついていれば一緒だろう~。とか色々あるかもしれませんが…
数値的な裏付けはありません。
だから私見です。
悪しからずm(__)m