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門前事業所ブログ

切上げ作業

2024年12月04日

11月11日、今漁期最終の出荷を終えて落とし(第二箱網)の網上げを皮切りに26日までに箱網(第一箱網)、大型金庫、冲道網、登り運動場ならびに磯網道網2〜3号網上げならびに冲網の側沈下作業終了。
残るは磯網道網号と磯網側の沈下作業。

石川県外浦海域特有の季節風も吹き出し、なかなか凪が出ない時期になってきました。
12月に入り沖作業は海が良くてあと3〜4日ほどでしょうか。
ホクモウ丸(19t)3名、第八ホクモウ丸(14t)3名、伝馬船1名の人員配置で
みな頑張っています。
道網2〜3号の網上げは、9月末の集中豪雨で河川(八ヶ川)から流れ出た流木や雑木が絡んでいて300K(450m)の網を上げるのに10時間ほど要しました。

また、今年は震災によって鹿磯港が隆起。
船から上げてきた網や側張が岸壁に陸上げができないため、船上に取り込んだ網や側張を福浦港まで移送しなければ陸上げできない状況です。

福浦港での側張の陸上げ作業
福浦港での道網2・3号の陸上げ作業

福浦港に移送陸上げした網や側張は、岸壁が狭く作業や保管ができないため、陸上げした網・側張をトラックに積み込んで福浦港から鹿磯港まで移送しなければ来年に向けた整備作業を行うことができません。

上げてきた側の福浦港から鹿磯港への搬出作業
上げてきた側の福浦港から鹿磯港への搬出作業


これまでの上げてきた網は、一旦鹿磯港内の海中に沈めてあり凪の良い日に再び船上に上げて福浦港まで移送。そこから再びトラックに積んで鹿磯港岸壁まで移送しなければなりません。

鹿磯港内に沈下浸漬中の網

例年であれば、12月15日をもって休漁期間に入り翌年2月16日準備作業がはじまりますが今年は休漁期間も来漁期に向けてメンテナンスと準備作業継続します。